社会人大学生ブログ〜シニアで大学4年生ですが。

シニア/フルタイム/ワーキングマザー/ 私立中高一貫校への子供たちの中学受験を経て学びたい気持ちから大学3年生に編入。通信制で学ぶ大人の大学生ママのマイペースなブログ。

ありがとう!高校野球から思う人生の位置

今年の夏は特に暑かった。猛暑の銀座を歩いていたら、地面からは熱気と湿気とがモワッと立ち上り、高級ショップからは効きすぎた空調の冷気が逃げ出し、それらが交差する…もう体感温度の調整もどうしたらいいのだろう?と頭がクラクラとした程だった。

さて、夏休みといえば、熱闘甲子園!!すごく詳しく観ている訳ではないけれど、球児たちの真剣勝負には、いつだって何歳だって、心が動かされてしまうものだ。

高校野球が気になりだしたのは、小学生くらいだったかな?あの頃の、高校生のお兄さんたちがとても大人に見えた。だから自分が「子供」なのだ。と、私の中では高校野球の彼らが、その時々で自分の立ち位置を教えてくれていうたようだ。

彼らに近づいた年頃には、逆にあまり観たくなかった。本気で戦う彼らが眩しすぎたのだろう。自分はあんなに何かに打ち込めているだろうか?そんな問いかけに自問自答してしまう思春期だったのだろう。

同じ年になる頃には、ちょっと打ち消したいようなイジワルな自分も芽生える。何であんなにムキになっちゃって?!相手を認めないことで、自分を正当化させたかったのだろうな。そうこうしている間に、学生時代のような長い夏休みがなくなった社会人になると、気にしている暇がない。だって、彼ら戦いを知りうる手段は夜のニュースの結果報告くらいになってしまうからね。ニュースではダイジェストだから、やはりライブ感が薄まり、あの「熱気」はちょっと違うんだよね。

長い夏休みのない大人たちには、いつからか「遠くて眩しい青春時代」のような光景になってしまっていった。そんな夏が繰り返し繰り返し。母になると、子供の成長に今度また、「高校生のお兄さん」たちが重なりだした。大人の自分から見れば若い彼らも、小さな子供が重なると、立派な青年とまた感じるのだよね。そして、彼らを育てたお母さんの気持ちも混じり出したり…。もつかの間に、上の子と下の子の中学受験期には夏休みは夏期講習の日々だったから、高校野球を気にかけてもいられない数年がブワッと過ぎ去ってきていた。

そして、息子が高校生になった今。活躍している彼らがまたまた「とんでもなく眩しい」息子と同じだけの時間を経て成長してきた同年代!!と勝手に彼らの成長レイヤーをすごくすごく思ってしまうのだ。同時にそれらの月日を成長を支えてきた、お母さん・お父さん、周りの人たち。あんなにまっすぐに打ち込む彼らを、環境をパッションを、それらの背景を丸ごと素晴らしい!と、強く感じてしまう。と言っても、長い夏休みがなくなってしまった今の私が高校野球を感じる手段は、細切れのニュースとかなのだけど、たとえそれが一場面だけでも、感度が高まってしまっているせいで、いちいち心が大きくふれてしまったりもする。もう、webニュースの見出しの文字だけでも、その内容や心情を思ってしまい、涙が溢れそうになったりもする。えっ?涙もろいのは年をとったせいだって?そうかもしれない。年が重なると、感情の奥行きも深くなるから、しょうがないよね。今年も頑張った高校野球のみなさま!本当にみなさんの、精一杯に打ち込む姿は、全国の多くの老若男女が応援していました!(このブログを高校野球児の方々が読む確立こそも低いだろうけれど、それでも伝えたい)あなたたちの輝きは、素晴らしい!!世代をつなげて、重ねて、伝えてくれて「ありがとう」。と、勝手に声援を贈らせていただきました。同世代の一お母さんより。

…と、長文書いてるなら、レポート書かなきゃなのに…イマイチ進んでいないダメママ大学生は、子供たちに「勉強しなさいっ!」とかって、最近はあまり言わない(言えない)。そっち側?!学生マインドも、何だか都合よくジワジワっとぶり返して感情を揺さぶられてしまうのだ。あぁ